travel02_8

アミアンのハイスクールボーイズアンドガールズは元気いっぱい♪
と言うことで、8日目は、
○日帰り列車の旅「アミアン・ノートルダム大聖堂」へ
○街並が可愛く、人が気さくなアミアン金曜夕方は学生の帰宅ラッシュ「連結部分で素敵な出会い」
○パリで食べる日本食の美味しさ
の3本です。
シテ島のノートルダム大聖堂(寺院)を見て、ゴシック様式に胸打たれたので大聖堂としてはフランス最大の規模を誇るピカルディー地方の首都アミアンのノートルダム大聖堂を観になんとなくパリを離れます。
地下鉄で北駅(Gare du Nord)へ行き、何度か改札を通過し、丁寧な係員さんに尋ねながら、ようやくSNCFのBILLET窓口へ辿り着き、2等席のチケットを買います(€20.70)。列車の時刻も訊いて確認。番線はボードを見て約10分前に出るからと教えてもらいます。

構内は広くていろんな国籍の方も多い。キオスクで飲み物買ったり、写真撮ったりでいよいよ10番線と出たのでチケットに刻印機でセルフ刻印し、乗り込みます。

1等2等という違いは分かっていたのですが、車両に「2」と書かれた4人並びの向かい合わせのところから乗り入れたら、おばあさんが一人座っていたのでチケットを見せて「このチケットでこの車両は大丈夫ですか?」と言うニュアンスを伝えると、頷いて「大丈夫よ」と言ってくれたので、おばあさんと同じところへ座らせて頂き、出発を待っていました。なんだか薄暗い上に暖房が無く、出発を待っている間、おばあさんと寒いですね的ジェスチャーと苦笑いをしながら、1時間15分の乗車時間、この寒さに耐えられるか心配になってきたのですが、そんな時っ、通りすがりの若い女性がおばあさんとフランス語で何かしゃべった後、おばあさんがメルシーと言って立ち上がりました。その後、向こうよ!と私にジェスチャーしてくれたのでなんだか分からないけど付いて行くと、ラグジュアリーな内装の1等車両を経て、

「2」と書かれた先ほどとは違う新幹線のようなゆったりシートの車両に辿り着き、おばあさんが空いてる席に座り、私に頷いたのでここでも大丈夫なんだと解釈、メルシーボク♪と言って、私も空席だった分厚い本を読んでいる紳士の隣にパルドンと言い、着席します。暖かい。
何も下調べ無く行ったのが大変恐縮だったのですが、指定席でも空席なら座っても大丈夫なようで、チケットを拝見しに来た駅員さんにも何も言われず、快適な列車の旅が出来ました。おばあさんとお姉さんに感謝です♪
とアミアン駅へ到着します。この時、11時15分。

まずはノートルダム大聖堂(以後、アミアン大聖堂)へ向かいます。アミアン駅から7分くらいのところに見えてきました。東側から。

そして、西側のファサード(正面入口)。

寄ると・・・目がくらむほどに細かい。

ところどころ補修工事が入っていたりもして・・・。

(一応、聖堂内なので)中で撮影はしていいかだけ確認し、いよいよ中へ入ります。

身廊(大アーケード)。どーん!広っ!天井高っ!!「高さ約42m、奥行き145m」と数字で見るのと実際で見るのとではへっぽこスペックを持つごみぶちでは理解不能な程の違いがありすぎて、しばらくにやけながらぼーっと眺めます。目に入ってくるものと聖堂内の静けさが特殊で耳に入ってくるものに集中出来る。

少し進んで後ろを振り向くとパイプオルガン。ここで鳴る音を生で聞いてみたくなる♪響くんだろうな♪
南側廊には太陽の光が差し込む。

東側のステンドグラス。

南側。

北側。

アダムとイヴ、ノアの方舟、イエス・キリストの復活など様々な聖書の物語を映したという。

太陽の傾きで射し込む光も移動し、色鮮やかなステンドグラスの色があらゆる彫刻に当たる。全ての悲しみを消し去ってくれるような、一瞬でもスッと何か心が落ち着く感覚を得ました。深い信仰心によって造られたゴシック様式の大聖堂は革新技術ももたらし、このアミアンでも、より神に近づこうと何処よりも高く、アミアンの人たちを全て招集出来るような(当時約一万人)どこよりも広い大聖堂を造ろうと完成した。その想いがどれほどまでだったのか、ということがビシビシ伝わる壮大さでした。
※メモ※
フランスの中で世界遺産登録されているノートルダム大聖堂は、パリ以外でもランス、シャルトル、アミアン、ストラスブール、ドン(アヴィニョン)、ル・ピュイと多数あり、その中でも最大の規模を誇るアミアン大聖堂は1288年に完成、当時としては異例の早さ、68年で出来た古典的ゴシック様式建築物の傑作と言われている。その後も14〜16世紀にバラ窓が取り付け(替え?)られたりと世界経済と関わりを経ながら今の形になって、1981年に「アミアン大聖堂」として世界遺産になる。
さて、右脳がいっぱいになりましたので、今度はお腹をいっぱいにしたいと何か美味しいお店がないかな〜と歩いていると何やらサン・ピエール公園なる素晴らしく綺麗に整備された場所に辿り着きました。

ここ新緑の季節、気持ち良さそ〜♪

やっぱり冬でも緑があるって気持ち少しだけ暖かくなるね。氷張っちゃってるけど。
更に歩くと小さな運河へ辿り着きます。きゃわゆすお家がいっぱいです。

大聖堂とマッチング。

運河沿いに並ぶレストラン。

歩いているとシックな店構えとは裏腹にだいぶ賑やかなこちらのお店に突撃。周囲はお昼休みなのかスーツの方々が多いのですが、隣席も同じくスーツの4人席の方々だったのですが、ぶりぶりワインを飲んでおり、もうすでにほっぺが赤くロレツが回っていない(笑)。なんだかお昼下がりからとても楽しそう♪そんな私は一人歩きの指差しフランス語を取り出し「こちらの郷土料理はありますか?」と尋ね、「ピカルディ地方の郷土料理プレート」とビールを注文します。としばらくすると出てきたのがこちら。色味が茶色系特集(笑)。

・フィセル/きのこと玉ねぎが入ったクレープのグラタン
・ポロネギのフラミック/ポロネギのキッシュのようなタルト料理
・鴨のフォラグラ入りテリーヌ
・Potjevleesch(読めない・・・)/4種類の肉(豚、ウサギ、鶏、子牛)を、ビール、白ワイン、ヴィネガー、人参、香辛料(ジェニパー、タイム、ローリエなど)を加えたブイヨンで3時間ほどことこと煮て固めたもの。
・フレンチフライ
と、これまたすっごいヘビーな内容で、食べごたえ抜群(笑)。思わず赤ワインを追加オーダーしたら、お腹いっぱいになってしまって、「読めない料理」があまり食べられなかったのが残念。ほろ酔いでごちそうさまでした。一番美味しかったフィセルは是非作ってみたい一品です。
食後はまた大聖堂内をじっくり観に行き、散歩して、駅から続くメインストリートではソルドのお店がたくさんあったので、思わず帰国時の靴を€7で見つけて買ったり、していたらあっという間に17時を過ぎてしまっていたので、アミアン駅へ戻ります。
するとなんだか、構内にキャリーバッグを引いた若者が大勢。まだそのときは分からなかったのですが、各地域(主にパリ市内)からアミアンの学校へ通っている学生さんたちで平日は学校の寮で過ごし、金曜だったこの日にそれぞれの自宅に戻るのだそうです。電光掲示板に「PARIS NORD 10」と番線が出た瞬間、そこにいたほとんどの学生たちが一度に動き出します。圧倒されるがままに付いていくとものの見事に席は埋まってしまい、行きの列車とは大違いな光景にちょっと笑ってしまいましたが、車窓の景色も見たいしなということで列車の連結部分にいることにしました。
すると仲良し男女の一団も同じ部分に乗車。出発時間になり、ドアが閉まると慣れた様子で大きな荷物を地べたに敷き、その上に座りながら楽しそうに話してます。しばらくすると女の子がコーラの500mlペットボトル2本と未開封のブランデーの小瓶をバッグから取り出します。おっ!なんか海外の青春ドラマじゃん!!と思ったのですが、駅員さんが奥からやってくるのが見えると「やばいやばい、隠して!」と後ろの男の子にパスします(笑)。今まで騒いでたのにその時だけシーンとなり、不自然な空気になるのは「学生あるある」。
また瓶を取り出し、みんなでコーラを半分空けて、そこにブランデーを入れて瓶はしまう。みんなで回し飲みをしています。様になっててカッコいい♪ペットボトルの色が変わらないので一見分からないのですが、この連結部分、十二分にお酒臭い(笑)。その一連の流れをやや微笑みながら見てました。すると一人の男の子と目が合ったので表情で「それお酒でしょ〜?笑」的ニュアンスの表情をしたらら、「バレてたかー!」的リアクションをされ、それが他の子たちにも伝染し、何故かそれを一口頂き、セボンと言ったら意気投合。英語で話し始めます。冒頭の写真の子たちがその彼らです。会話の中で金曜のこの時間はいつも混雑するよ、と教えてもらったのです。
私は日本人ですと言ったら、一人が「ワンピース!NARUTO!」と言ってくれました。また一人は「こんにちは、ありがとうございます」と言ってくれ、また違う子は自分のipodに入っている日本人の曲、ハードロック界のカリスマ「X JAPAN」とアミアンのティーンも支持する「西野カナ」を流してくれます。幅広!(笑)私の拙い雰囲気英語にしっかり耳を傾けくれ、それぞれが自分の考えをすぐに言える感じはとても刺激を受けました。お話してたら、乗車時間もあっという間、北駅に到着し、ありがとうと最後は握手して別れます。

自分の語学力の無さを痛感した瞬間でもありましたが、興味を持って話してくれたみんなの目はとても輝いてたなー♪忘れかけていた何かを思い出させてくれるとても楽しいアミアン滞在でした!
と、アパルトマンへ到着。この日は都内でお世話になっている方がパリにお仕事の関係で来られてるとのことで連絡を頂き、皆様と夕飯をご一緒させて頂きます。若干のアウェイ感を感じつつもアパルトマンからも近い日本食のお店へ連れて行って頂きました。オープンキッチンの素敵な内観です。あら、お言葉に甘えて夜も飲んじゃったりなんかしちゃったり。

生牡蠣のキャビア添え、丁寧な出汁のジュレとの相性は大変美味しゅうございます。ぷりぷりぺろりとうまー♪

茶碗蒸し。黒トリュフと合わさった薫りがこれまた良くて、うまー♪

リードヴォーの竜田揚げ。大根おろしと青菜のおひたしとさっぱりうまー♪

ラングステーヌの海老ちゃん焼き。思わぬ再会。ミソの濃厚さが引き立つうまー♪

そしてこの後は2種類のあったか〜いお鍋を頂き、体も温まりました。
日本の食材と現地フランスの食材の興味深い融合が面白くもあったのですが、実に美味しかったです。そして、温度のある(体が温まる)料理はやっぱり美味しいとパリで実感。ごちそうさまでした♪
こうして、頭もお腹もいっぱいの8日目もあっという間に終わっていきましたとさ。

